魔法少女 まどか☆マギカを見て

作家・樋口毅宏Twitter

『@takehirohiguchi: 最近会う人みんなに熱く語っているのですが、アニメ「魔法少女 まどか☆マギカ」は絶対に見たほうがいいです。http://www.madoka-magica.com/ 2010年代、全ジャンルの一位です。いまこの国にある小説、ロック、映画はすべてこれ一作に殺されたよ。』

『@takehirohiguchi: 俺、萌え系みたいな絵柄を毛嫌いしてきたんだけど、そうした好き嫌いが完全に覆されたね。『まどマギ』は、死ぬほど甘い砂糖でコーティングされた狂気の劇薬。樋口毅宏の小説を読む時間があったら、48分のDVD全6巻を見たほうがいいよ。本当に。 』

とツイートしていた。

名前は以前から知っていたけど自分も上のような理由で見ないでいた。ただ樋口毅宏が薦めているならと思い見た。よかった。

もう魔法少女になることを決意した少女たちの運命がつらすぎて・・・。胸が締め付けられる。だけど、どう見たって過酷な状況なのに凄く健気なんだよなぁ鹿目まどか(ヒロイン)が。最終話は何度か見て、そのたびにグッときた。

東日本大震災の影響で放送日が延期になったり内容も(震災前に制作されたのに)震災を想起させるシーンがあったり不思議と現実とリンクする。終わりに近づくにつれドンドンのめり込み今は、

「まどかが、どこかで見守っていてくれて世の中を素敵な方向に導いてくれる。」

という気持ちでいる。ホントにそうだったらイイな、と。

『今日まで魔女と戦ってきたみんなを、希望を信じた魔法少女を、私は泣かせたくない。最後まで笑顔でいて欲しい。それを邪魔するルールなんて、壊して見せる。変えて見せる。』(第12話-鹿目まどか